柔らかい革財布を探している人へのおすすめの品
一般的に硬く強い印象を持たれる革財布ですが、最初のうちはカードがカード入れに入りにくかったりしてちょっと扱いにくいことがあります。
革が硬いと強く長持ちしてくれるのですが、その分、革が柔らかくなるまで少し時間がかかることもあります。
革財布を使用する人の中には、そのようなことがないように最初から使い心地や触り心地に「柔らかさ」を求めている人もいるかと思います。
硬そうなイメージの革財布にそのような柔らかい財布は果たしてあるのでしょうか。
実は革製品であっても柔らかい革というものは存在するので、「柔らかい革財布」にはどんな物があるのかご紹介します。
革の硬さは値段が関係しているわけではない
「安い革だと柔らかい」「高い革だと硬い」、革財布の硬い柔らかいを考えた時にこのように考える方もいるかもしれませんが、それは違います。
高級な良質の皮革であっても、その素材によって硬い柔らかいがあります。
革の硬さは決して値段に左右されるわけではないので誤解しないようにしましょう。
柔らかい素材の革
単純に素材として柔らかい革は、「羊革」「山羊革」「鹿革」になります。
特に羊革は高級手袋の素材にも使われたりする非常に柔らかい素材です。
そのため、とにかく単純に柔らかさだけを求めるのであればこれらの素材で作られた革財布を購入すればよいです。
ただし、これらの革は革財布に使われていることがそこまで多くなく、どちらかというと少数派の素材です。
これらの革で作られている商品自体が少なければ、当然選べる商品の幅は狭まり、柔らかくても見た目や機能的に気に入った物が必ずしもあるとは限りません。
また、柔らかすぎる分、強度は他の革よりもはるかに弱いため、耐久性不足ですぐにだめになってしまうことがあり一概に素材だけで決めてしまうのは注意が必要です。
参考に、羊革の財布ですが、あまりに柔らかいというのが画像でも伝わるかと思います。
一方、革財布によく使われているのは牛革と馬革になり、これらを比較すると一般的には牛革のほうが硬いと言われています。
ですが、牛革にも種類がいくつかあり、牛革の中でも高級素材であるカーフスキン等は柔らかさも兼ね備えています。
馬革のほうは、一般的には牛革よりも柔らかいとは言え、革財布に使われている素材で良く使われるのはコードバンと呼ばれる部位です。
コードバンに至っては牛革よりも堅く、高級素材であるが故に、各ブランドも力を入れた商品を製造していることが多くなっています。
ちょっとごちゃごちゃしてしまいましたが、結局のところ、個人的には柔らかさだけではなく見た目や耐久性含めた機能のことも考えると、カーフスキンなどの仔牛の牛革、或いは革を柔らかくする加工をした財布を選ぶのがベストかと思います。
では、ここからは牛革や馬革の中でも柔らかい素材や加工を施した革財布と「羊革」「山羊革」「鹿革」などのそもそも柔らかい素材を使った革財布をそれぞれ分けてご紹介します。
柔らかいメンズ革財布おすすめランキング(牛革、馬革)
ベテルギウスオリオンウォレット
外装には革とは思えないフカフカで柔らかいボルケーノレザーを使用し、内装には滑らかな質感を誇るアマンデルレザーを使用した財布です。
柔らく手に馴染みやすい上質な肌ざわりとなっており、お金やカードの出し入れもしやすくなっています。
また、見た目はシンプルなブラックやブラウンではなく、グラデーションがモダンでかっこいいスタイルが特徴的です。
中々同じようなグラデーションを持つ財布は他にないので、人と同じような財布を使いたくない人でも使いやすい財布となっています。
ナポレオンカーフ
ナポレオンカーフも柔らかい革財布として人気があるシリーズです。
ナポレオンカーフとは、カーフという子牛の革を使用し、起毛させオイルを染み込ませ作られている素材のことです。
カーフは大人の牛と比べてきめ細かく、非常に柔らかい革となっています。
非常に柔らかくしっとりとした革財布で、手に吸いつくようにすぐに自分の手に馴染んでいきます。
尚、国内でナポレオンカーフを扱っているのはココマイスターのみとなります。
マットーネ
マットーネもカーフを使用していますが、ナポレオンカーフとは異なる製法で作られており、たくさんのオイルを手作業で塗り込んでいます。
そのため、柔らかさとともにツヤや光沢があるのが特徴です。
使い込むほどに色艶が増していくので、柔らかいながらも光沢がある革財布を求めている人におすすめです。
TuiTui束入れ [ラウンドファスナー]:YTJ114
撥水加工(3Mスコッチガード)を施した肌触りの良いカーフヌバックで作られています。
バックとは元は牛革ですが鹿革のようになめらかに仕上げることを言います。
また、ユハクの財布らしく、コードバンでありながら薄さを保っているのも特徴の一つ。
マルティーニ
マルティーニは、牛革を植物タンニンで鞣し、オイルをじっくりと染み込ませながら作られている素材です。
「ナポレオンカーフ」「マットーネ」ほどではないですが、こちらも比較的柔らかい革財布です。
表面が少しざらざらして何とも言えない手触り感があります。
オリーチェレザー長財布
ベジタブルタンニングレザーという、牛革を天然植物エキスによってなめしたレザーを使っています。
革本来の質感を堪能することができ、使い込むほどにどんどん柔らかくなっていくのが特徴です。
また、非常にツヤ感があるところも特徴で、思わず手で触りたくなる光沢を放っています。
柔らかいメンズ革財布おすすめランキング(羊革、山羊革、鹿革)
二つ折り財布ディアスキンU(BOX小銭入れ付き札入)
ディアスキン(鹿革)を使用している財布です。
札入れとBOX型の小銭入れがついており、コンパクトで非常に使いやすい品。
鹿革の柔らかさと二つ折り財布のコンパクトさが持ち歩きやすさを重視できます。
長財布(小銭入れ付き通しマチ束入)■ディアスキンU
ニュージーランド原皮の鹿革を使用しタンニンベースで鞣されたレザーを使用しています。
肉厚でありながら柔らかくしっとりとしています。
こちらも使えば使うほど手に馴染んでいくのが楽しめます。
長財布(小銭入れ付きササマチ束入)■チャールズビル
こちらは羊革を表面に、内側には牛革を使用している財布です。
表面への羊革独特のしっとりとした感触と肌さわりの良さは健在。
型崩れしにくく使えば使うほどに馴染んでいきます。
気を付けるポイント
柔らかい革財布も良質の革であれば、硬い革財布と比べても変わらずに長持ちしてくれます。
汚れや傷の目立ちやすさも大きくは変わりません。
ただし、柔らかい分、圧力に弱い面があります。
「ズボンの後ろポケットに入れて財布を持ち歩く」人は注意が必要です。
ポケットに入ったまま長時間座ったりしてしまうと、柔らかい分、形が変わりやすくなってしまいます。
そのため、硬い革財布よりは少し丁寧に扱った方が長持ちしてくれるでしょう。