CYPRIS(キプリス)ってどんなブランド?
CYPRIS(キプリス) は1995年に設立したモルフォ社という会社が展開するオンラインショップ「ノイジャパン」で取り扱っている日本製革財布ブランドです。
百貨店でも販売されている、高品質のブランドですが、世間一般に幅広く知られているかと言われるとそうでもなく、革財布好きの間ではよく知られているブランドと言ったところでしょうか。
ノイジャパンは他にも Neu interesse(ノイインテレッセ)、Helena(ヘレナ)、S・cocur(エスクール)、TYP などのブランド革財布も取り扱っていますが、人気の面ではキプリスが圧倒的です。
ちなみにCYPRIS COLLECTIONというブランドはCYPRISの中でも特に高級で高品質な財布ばかりを集めたもので、品質や価格がグンと上がります。
キプリスの革財布ができるまで
仕入先は商品によって分かれており、フランスの「デュプイ社」や北米の「ホーウィン社」など、基本的に海外の工場作られた革を使用しています。
人気のオイルシェルコードバンの革は馬の尻の部分を何ヶ月も時間をかけ、伝統的ななめし方法により鞣されたとても貴重な革を使っており、素晴らしいしなやかさと光沢があります。
他に、CYPRIS COLLECTIONで圧倒的な存在感を誇る、マットクロコダイルは文字通り、ワニの革を使った革財布です。
ワニの革も使えば使うほど自然の風合いで深みのある経年劣化をしていきます。
財布の製造自体は日本製の革財布ブランドらしく、日本の職人による手作りで行われています。
特にキプリスの職人は技術が高く、通常の革製品よりも工程数が多いのにも関わらず、ハンドメイド比率が70%を超えています。
手作業へのこだわりは日本製革財布ブランドの中でもトップクラスと言えるでしょう。
数十年のキャリアを持つ職人が若手を育てているなどの技術の継承もしっかりと行われ、品質に妥協を許さないこだわりっぷりです。
キプリスの革財布デザイン/機能性
キプリスの革財布はシンプルなデザインの物しかなく、柄物やロゴがついた物をと求めているのであれば、他のブランドを探した方が良いでしょう。
物によってはカラーは豊富で、赤、青、緑などの色もあるので、遊び心を出すのであれば、このあたりのカラーを検討するのもありです。
シンプルンな故に誰にでも似合う革財布ですが、ココマイスター等の今、革財布ブランドでトップレベルの物と比べると若干、見た目の高級感に劣るようにも見えます。
より高級感を出すのであれば、クロコダイルやトカゲ革の物なんかも人と被ることは滅多にないので良いかもしれません。
基本的にどの革も高品質の物を扱っているので、シンプルでかつ高級感のある革財布と言えるでしょう。
と、ここまでは他のブランドでもよくある(クロコダイルやトカゲ革などの珍しい革を除く)ものですが、キプリスの財布の最大の特徴はその縫製技術にあります。
トップクラスの職人たちがこだわり抜いた手作業は他のブランドの財布と比べて、特に縫製部分に差を付けることができています。
その際たる例が革製品の端の部分を縫う技法である「菊寄せ」と呼ばれる部分。
非常にきれいに縫われており、本当に菊のようにも見える位、他のブランドと比べると一目瞭然で美しく作られています。
人目には付きにくいかもしれませんが、このような細かい部分にまでこだわりがあることは、革財布マニアを喜ばせるポイントです。
なお、収納は可もなく不可もなく、普通といったところ。
特に不便するようなことはないでしょう。
キプリスの人気の革財布
オイルシェルコードバン&シラサギレザー
ブライドルレザー&ベジタブルタンニン
マットクロコダイル
主な価格帯
2万円〜3万5千円
この品質にこの技術、キプリスの革財布のコストパフォーマンスは口コミでもかなり高いと言われており、評判が高いです。
安さと品質をかけ合わせたときにおすすめできるブランドランキングで1、2を争うのは間違いなくキプリスです。
ちなみにクロコダイルやトカゲ革を使った財布となると楽々に10万円を超える値段となっているのでご注意を。
※当ブランド主な長財布の価格帯です。時期、新製品、限定商品等によって上下があるので、実際の価格は公式サイトにてご確認いただければ確実です。
キプリスの財布を使っている主な年齢層
20代前半〜40代後半
若い男性から大人の男性まで幅広い年代で使用されています。
クロコダイル等の超高級革財布を使う場合はもっと高い年代でも違和感はありません。
キプリスの悪い評判や口コミは本当なのか?
キプリスの特徴としてはそのコストパフォーマンスが第一に挙げられます。
値段は他のブランドの財布と比べても高くないのに、菊寄せをはじめとした高い品質をを誇っているからです。
その値段が安い分、あえて悪いところを探すとなると、ガンゾなどの日本製革財布ブランドと比べると若干知名度が劣るところでしょうか。
ただ、百貨店でも最先端のブランドが並ぶ、新宿伊勢丹のメンズ館でも取り扱われているところから考えても、百貨店のバイヤーからも高い評価を受けておりブランド力も今後どんどん上がってくることが考えられます。
また、下記は抜粋ですが、色々口コミを調べてみても悪い口コミはほとんどなく大切に使いたいと思ってくれているユーザーがほとんどです。
13年間使い続けたボロッボロの長財布にお別れして、それと同じブランドの財布を購入しました。キプリスのテルヌーラ。値段もいい感じで薄くて肌触りも気持ちよくて見た目も色も完璧なコンパクト革財布。めっちゃいい買い物した。また、長く使いたいです。 pic.twitter.com/vitelpfN6o
— (・_・、) (@404_123) 2019年9月3日
財布買ってきた!
— 時雨@定時退社部家呑み課日本酒係 (@a_shigure) 2019年8月17日
キプリスにしましたよー pic.twitter.com/TmmGlXWhaz
キプリスの財布買ったんだけど、財布の触り心地?? pic.twitter.com/lVyRu3LJeG
— なおと (@n_beat0123) 2017年8月17日
キプリスの財布買った!
— きせり1号@124万6千円かけてVtuberになって現実逃避してるおっさん (@kiseri03) 2018年10月19日
この漆の日本職人感に一目惚れ笑#キプリス #CYPRIS #財布 pic.twitter.com/l4bM5m8EQs
1年間浮気してたけど、結局使い慣れたCYPRIS(キプリス)のコードバンの長財布をまた使うことに。
— マルゴー (@marugo999) 2018年1月11日
ほぼ同じ形で色違いの2代目を購入。
コードバンは見た目の経年変化は分かりにくいけど、柔らかくなって使いやすいのだ。 pic.twitter.com/U0039Cq6Iq
今使ってる財布5年くらい使っててがボロっちくなってきたので財布新調した!(^O^)
— きゅー@ガンジョイ勢ship10 (@ship10prpr9) 2018年11月5日
財布界隈ではもっといいのあるけどわしにとっては結構奮発した!
ガンゾとココマイスターとキプリスで迷ったけどキプリスにしたー(???ω???)かっこいい…るんるん♪♪ pic.twitter.com/QcZvT5tAaY
上記のように口コミ評判も高く、ガンゾやココマイスターと言った有名ブランドと比べてもキプリスを選ぶ方もたくさんいます。
コスパ重視で買い物をする人が多くなっている昨今ですので、キプリスはまさにこの時代にピッタリのブランドと言えるのかもしれませんね。
まとめ評価
キプリスの財布は縫製部分をはじめとした、職人が細かい部分にまでこだわりを持っているのが最大の特徴。
百貨店でも販売されており、プロの目から見てもその品質は認められています。
今一つ、ブランド力が上がらないのは、高級感や大人の男性向けに作られたブランドの財布と比べると、わずかにブランドの知名度で劣る部分があるからかもしれません。
ただ、コストパフォーマンスは日本製革財布ブランドの中でもランキングはトップレベルで、同じ品質の他のブランドの財布と比べて一万円以上安いという評価もあります。
財布の値段にはブランド力も含まれてくるので、ブランドにこだわりを持っている人にとってはまた違った見方があるかもしれませんが、同じ品質なら安い値段のほうをとる人も多いかと思います。
コストパフォーマンス重視で財布を探しているのであれば、まずは一見の価値ありです。